非定型うつ病とは何か?

新型うつ病について

新型うつ病とは、今まで知られていた典型的なうつ病とは違うタイプのうつ病のことで、正式な病名というわけではなく、マスコミ等で使われてる通称のようです。典型的なうつ病と違う特徴を持つうつ病としては、非定型うつ病という病気があります。非定型うつ病の発症年齢平均は16.8歳とたいへん低く、特に女性に多い(男性の2〜3倍)という結果が出ています。

 

一般的なうつ病は、ほとんど一日中気分が落ち込み、その状態が何日間も続きますが、非定型うつ病は一日のうちで気分が激しく変動します。嫌な物事に直面すると、気分が落ち込んでうつ状態になりますが、嬉しいことがあったり、趣味をしたり親しい人と会うなど、好きなことをするときは気分が良くなリます。

 

これを「気分反応性がある」と表現します。反応性のあるのが非定型うつ病の特徴の一つです。落ち込みの気分の方が激しく、何日も寝込んだり、泣きつづけたりします。「鉛様疲労感」といって、手足に重りをつけたように感じることがあり、日常生活に支障をきたします。

 

一般的うつ病の症状には、不眠や食欲不振がありますが、非定型うつ病は過剰に眠くなり、1日10時間以上眠ることが多く、日中もかなりの眠気が出て、寝てしまうことがあります。眠りは深くなく、いくら寝ても眠いようです。過食の傾向があり、いやなことがあって落ち込んだときに、気分を紛らわすために無茶食いをしたりします。特に甘いものを好む傾向があります。

 

対人関係に過敏になり、人前で緊張しやすいなど対人恐怖的な部分もみられます。人から批判されたりすると、度を越して落ち込んだり怒ったりします。そんな時、典型的なうつ病患者では、自分のことを責めるのが多いのに対し、非定型うつ病では、他人を責める傾向が見られます。

 

興味のあること、楽しいことは出来るため、周囲からは「わがまま」だとか、「怠けている」と見られたりしますが、アメリカの臨床結果では投薬で症状が劇的に緩和されてることから、セロトニンやノルアドレナリン系の問題があることは間違いないようです。うつ病の治療には、抗うつ薬に併せて気持ちを安定させるための気分安定薬や抗不安薬、必要に応じて睡眠薬などが用いられます。


撮影モードの解説